2021年2月1日

第65回全日本学生美術展 搬入報告【制作を終えての感想】

ごきげんよう、瀧野川女子学園 美術部1年A.Hです。


暦の上ではもうすぐ春ですが、まだまだ厳しい寒さが続いていますね。

年が明けてから、美術部は「第65回全日本学生美術展」に向けて制作を行ってきました。

この公募展は、幼稚園から大学生まで幅広い世代からパス画や水彩画、油彩画など、さまざまな画材を用いた絵画作品を募集しています。

佳作以上の作品は、2月12日(金)~2月19日(金)に上野の東京都美術館に展示されることとなります。

今回は搬入の様子と制作を終えた部員の感想をお届けします!


1月30日、無事に上野の東京都美術館へ搬入を終えてきました。



*制作を終えて⋯


(1年生の感想)

前回の公募展である「東京私立中学高等学校生徒写真・美術展」では、絵を先生や先輩方が直接見て感想やアドバイスをもらっていましたが、今回はオンラインで制作をしなければならない事が不自由に感じ、正直一筆一筆を不安に思っていました。

ですが、それぞれが試行錯誤をしながら、自分のペースで完成に近づけるために最後まで全力で取り組むことが出来たと感じています。

日々の積み重ねもあり、長い間制作を行うことで、自分の絵が良くなっていくのが感じられたので達成感がありました。

次の世界絵画大賞展では今回よりもっと成長した絵を描けるように頑張りたいです。



(2年生の感想)

全国規模の公募展という事で今まで以上に力を入れ、ありのままの自分達の気持ちをキャンバスに込めました。

2年生の授業で行っている油彩画ゼミや部活動はオンライン上でしたが各々集中できる環境を作り、気持ち良く制作を進めることが出来ました。

現在の作品の状況を写真を撮って共有し、先生からアドバイスを頂いたので、日々作品の密度が上がっていきました。

その課題ひとつひとつを達成する度、自信になり成長を実感することが出来ました。

残りの高校生活を充実させる為にも制作に全力で取り組んでいきたいです。



(3年生の感想)

私たちは高校生最後の公募展として制作に取り組みました。

一人一人が離れている中でオンラインを利用し、小さな画面を通して制作空間を繋げていきました。

筆とキャンバスが擦れる音に加え、それぞれの家庭のドタバタ音や話し声も合わさり、普段と違った雰囲気でも集中できる大きな制作空間ができていたように思い、新鮮でした。

制作時は守りに入らず、思い切った表現にチャレンジしたので、色々な意味で少し緊張がありました。

無事に搬入を終えた時にはなんだか体の力が抜けました、、。

今の私にあるエネルギーをキャンバスの画面にぶつけることができ満足しているので、どんな結果であれ良い方向に活かしていきたいと思います。




公募展に1年生全員で参加できたのは今回が初めてだったので、私たちとしてはとても良い経験になり、長い制作期間を経てそれぞれが答えを見つけられていたように感じます。

2年生は公募展をいくつか経験している中で、オンラインでの油彩画ゼミや部活動を通して今だからこそできる事を一生懸命表現していたようでした。

そして3年生は、高校生最後の公募展として今までやってきた事を最大限に活かし取り組んでいました。

時には後輩にアドバイスをしてくださったりと、全員のことがよく見えている先輩を私たちも見習っていけたらと思いました。


次回の記事では、制作の様子をご紹介します。

お楽しみに!