ごきげんよう、瀧野川女子学園 美術部です。
最近はより一層風が冷たく感じられるようになってきましたね。
マフラーや手袋が手放せなくなってきました☺️
皆さんいかがお過ごしですか?
私たちは、11月21日(日)に上野にある東京都美術館に第49回東京私立中学高等学校生徒写真・美術展を観に行きました。
上野駅から東京都美術館へと向かう道中の木々は紅葉し、鮮やかに色づいていました。
訪れた人たちも立ち止まって写真を撮っていました。
会場内の作品たちは主題や作品の大きさも人によって様々で、参考になる絵の具の使い方や、紙やアルミホイルなどの絵の具以外のものを使っている作品を観て勉強になりました。
他の部員の作品も完成したものを見ていなかったのでどのように描いているのかよく見ることができました。
この公募展に出品できる人数は1つの学校につき4名のみとなっているため、部員の作品の中から顧問の先生とOGの先輩によって選ばれたものを出品しました。
〈受賞作品・内訳紹介〉
今回の受賞内訳をご紹介します。
それでは、出品した4作品を作者のコメントと共にご紹介します。
特選
「冷凍保存したいな~」 F40号 2年生 油彩
それはたまにふっと私の頭に流れてくる。
私の中にある記憶と感情。
それは夢の記憶とも似ていて、でも確かに存在していたもの。
形が変わっていくことを怖がって、縋るような感情を表現したいと思いながら描きました。
入選
「あの頃」 S25号 2年生 油彩
日曜日の午後
なんの変哲もない路地
平凡な日常が蘇ってくる
あの頃に戻れたら
「目覚めの時」 F25号 1年生 油彩
眠りの中から現実へ
目覚める瞬間私ってどうなっているのかな
もしかしたら吸い込まれているのかも
「超ベリー・バッド」 F30号 1年生 油彩
昔何かで見たキラキラした女子高生。
暗い部屋に1人、だらしないわたし。
人のせいにして何もしないならきっと輝けない。
~制作を振り返って~
〈Tさんの感想〉
主題の構想を考えていくのに時間をたくさん使ってしまいましたが、その分キャンバスへスムーズに入っていけたので、その後の制作に繋げることができました。
学内での制作は、みんなが制作に没頭している良い雰囲気の中で描くことができ、それぞれの作品や、作品に対する姿勢から刺激を受けながらの制作で、新鮮な気持ちで取り組めました。
〈Sさんの感想〉
最初は、肌や目の色が明るすぎたり塗りたい色にならず悩んでいましたが、鏡で自分の姿を見て、色を確認しながら作ることができました。
今回、初めて学校内での制作だったためオンラインとは違った環境でみんなの作品を直に見ることができ、その中での制作はとても良かったです。
展示されていた作品は、絵本に出てくるような可愛らしさが溢れるものや、作者の思いが強く伝わってくる様なものなど、世界観や筆づかいがそれぞれ異なっていてとても面白かったです。
次に挑戦する全日本学生美術展に向けて、今回出品できなかった部員は継続して制作を行い、代表者となった4名の部員はこれから主題を決め、新しい作品の制作に取り組みます。
今回の展覧会で多くの作品に触れて刺激を受け、色々なものを吸収することができたので今後の取り組みに活かしていきます!
この記事を読んで少しでも興味が出た方は、11月23日(火・祝)まで開催していますので、ぜひ東京都美術館まで足を運んでみてください!👍🏻
(最終日の入場は11:30までとなっています。)
次回の記事もお楽しみに🍁