2025年4月5日

Takinogawa Special Week 坂本龍一 | 音を視る 時を聴く | 展覧会を鑑賞しました

ごきげんよう。

瀧野川女子学園中学高等学校 美術部です。


瀧野川女子学園では毎年、教科の枠を超えて先生と楽しく学びのある時間を過ごすことを目的とするTakinogawa Special Weekが実施されており、たくさんの講座から任意で選択して受講することができます。今年は3月7日(金)〜14日(金)の1週間にわたって行われました。


私たちは美術部員2名を含めた計7名で『現代美術って?』を受講しました。

講座の一環で東京都現代美術館で開催中の『坂本龍一|音を視る 時を聴く』展覧会を鑑賞しに行きました。


この展覧会は2024年12月21日〜2025年3月30日の間、開催されました。


50年以上に渡ってマルチメディアを駆使したライブパフォーマンス、さまざまなアーティストとの協働を通じて音を展示空間に立体的に設置することに挑戦するなどたくさんの表現活動をしてきた坂本龍一さんの長年思考し続けてきた音と時間をテーマに、未発表の新作や代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品が12点展示されています。


展覧会を鑑賞するにあたって、私たちは事前に坂本龍一さんの作品について学びました。


坂本龍一さんの代表作「Merry Christmas Mr.Lawrence」やアルバム「async」の楽曲を鑑賞しました。「async」では、従来の音楽の枠にとらわれず、未知の音楽を探求する姿勢が表れていて、それがきっかけでZakkubalan、アピチャッポン・ウィーラセタクン、高谷史郎らとのコラボレーションに発展しました。彼らとともに、音を立体的に体験できるインスタレーション作品を制作してきたことを知りました。

坂本龍一さんと他のアーティストさんとのコラボ作品はどれも音と映像の融合、多様な音楽を使っているところがとても面白いなと感じました。





展示では、様々なアーティストとの共同制作を通して立体感のある音や映像がたくさん流れており、とても不思議な気持ちになりました。

特に印象に残った作品は、「async」というアルバムを元にしたインスタレーション作品です。事前学習で鑑賞していましたが、複数のシーンが一つの空間に構成されており、環境音と動きのある映像を組み合わせているため、まるでその世界に入り込んだような感覚で立体的な要素を感じました。


また、展示でも様々な表現の仕方があるのだと知ることができました。



美術部の活動では作品を展示する機会がたくさんあるので、今回学んだことを今後の校内展示にも生かして様々な展示に挑戦してみたいと思いました。