2025年4月30日

2025年 クラブプレゼンテーション

ごきげんよう。

瀧野川女子学園中学高等学校 美術部です。


今年度も新入生に向けて体育館にて、クラブプレゼンテーションが行われました!

クラブプレゼンテーションでは、紹介動画を上映しました。


動画制作にあたり、部員一同で話し合い、「美術部の日常」というテーマを設定しました。

そのテーマから私たちは活動場所である美術教室に存在する黒板を展示スペースとして活用し、部活動で生まれた過去の作品や活動写真を紹介しました。




《 美術部員募集ポスター 》

〜 高校3年生Hさん ポスターデザインについて 〜


クラブプレゼンテーションで使用した動画の一部分をポスターに使用しています。

新入生の皆さんに美術部の活動である、企画立て、作品の制作や展示、これらの日常の活動の雰囲気が伝わるように意識しました。



《 クラブプレゼンテーションの様子 》




〜 高校1年生Kさん 初めてのクラブプレゼンを経験して 〜


今までのクラプレではずっと鑑賞側でしたが今年は発表側となり、部員全員で協力し、動画作りに苦戦しながらも完成した動画を新入生の方々に楽しんで見ていただけたのでとても嬉しかったです。




《 動画制作の様子 》


〜 準備風景 〜


30分間ノンストップで撮影したものを倍速にして約3分の動画に仕上げました。


展示している最中にカメラに向かって作品を紹介する場面も入れ込むため、作品を持った時にカメラからどれぐらいの位置であると綺麗に見えるのかを試行錯誤しました。


最後に黒板に「美術部」とレタリングする場面を撮影するため、文字の位置を決めて下書きしていきました。




〜 撮影風景 〜


倍速した時に程よい速さになるよう、撮影中はメトロノームを流して撮影しました。

黒板に展示している場面。見栄え良く丁寧に!


カメラは副部長のHさんが担当しています✨


レタリングしている場面。慎重に書いていきます!




〜 動画編集 〜


何度も確認を重ねて音入れや文字の入るタイミングを調整して制作していきました。

BGMには、マイケル・ブーブレの『 L.O.V.E 』を使用し、ゆったりと落ち着きつつもチャーミングな動画に仕上がりました。



部員間で出たアイデアを出来るだけ沢山試し、そこから動画内容や撮影の状況、流れを細かく設定して動画を作り上げました。

今回の動画制作ではじっくりと試行錯誤しながら制作することができ、とても楽しかったです。この過程を通して、改めて挑戦することの大切さを実感できました。

 

2025年4月5日

Takinogawa Special Week 坂本龍一 | 音を視る 時を聴く | 展覧会を鑑賞しました

ごきげんよう。

瀧野川女子学園中学高等学校 美術部です。


瀧野川女子学園では毎年、教科の枠を超えて先生と楽しく学びのある時間を過ごすことを目的とするTakinogawa Special Weekが実施されており、たくさんの講座から任意で選択して受講することができます。今年は3月7日(金)〜14日(金)の1週間にわたって行われました。


私たちは美術部員2名を含めた計7名で『現代美術って?』を受講しました。

講座の一環で東京都現代美術館で開催中の『坂本龍一|音を視る 時を聴く』展覧会を鑑賞しに行きました。


この展覧会は2024年12月21日〜2025年3月30日の間、開催されました。


50年以上に渡ってマルチメディアを駆使したライブパフォーマンス、さまざまなアーティストとの協働を通じて音を展示空間に立体的に設置することに挑戦するなどたくさんの表現活動をしてきた坂本龍一さんの長年思考し続けてきた音と時間をテーマに、未発表の新作や代表作から成る没入型・体感型サウンド・インスタレーション作品が12点展示されています。


展覧会を鑑賞するにあたって、私たちは事前に坂本龍一さんの作品について学びました。


坂本龍一さんの代表作「Merry Christmas Mr.Lawrence」やアルバム「async」の楽曲を鑑賞しました。「async」では、従来の音楽の枠にとらわれず、未知の音楽を探求する姿勢が表れていて、それがきっかけでZakkubalan、アピチャッポン・ウィーラセタクン、高谷史郎らとのコラボレーションに発展しました。彼らとともに、音を立体的に体験できるインスタレーション作品を制作してきたことを知りました。

坂本龍一さんと他のアーティストさんとのコラボ作品はどれも音と映像の融合、多様な音楽を使っているところがとても面白いなと感じました。





展示では、様々なアーティストとの共同制作を通して立体感のある音や映像がたくさん流れており、とても不思議な気持ちになりました。

特に印象に残った作品は、「async」というアルバムを元にしたインスタレーション作品です。事前学習で鑑賞していましたが、複数のシーンが一つの空間に構成されており、環境音と動きのある映像を組み合わせているため、まるでその世界に入り込んだような感覚で立体的な要素を感じました。


また、展示でも様々な表現の仕方があるのだと知ることができました。



美術部の活動では作品を展示する機会がたくさんあるので、今回学んだことを今後の校内展示にも生かして様々な展示に挑戦してみたいと思いました。