瀧野川女子学園中学高等学校 美術部です。
【内訳】
応募総数 7227点(仮縁の部 : 2418点 台紙の部 :4809 点)
推奨 : 101点
特選 : 201点
佳作 : 1157点
佳作
高校1年生 N.Mさん「 Hurry Go Round 」油彩画 F30号
限られた時間の中で私にはやるべき事が沢山ある
私は日々の忙しさに埋もれる
それでも前へ進み続ける
〈 取り組んだ感想 〉
今回は自分が感じる日々の忙しさをテーマに、構図で動きを出すような演出に挑戦しました。宙に舞う落ち葉や人物の躍動感を追求し、粘り強く描き込みました。
人物の表情やポーズ、空間作りにはかなり苦戦しましたが、この絵と最後まで向き合ったことで多くの学びがあり、とても良い経験になりました。今回の公募展で学んだ事を生かしてこれからの作品制作も頑張っていきたいです。

高校3年生 T.Hさん 「 とった!! 」 油彩画 F25号
私が最後の公募展で何を題材に絵を描くのか迷っていた時、母がお気に入りの写真を見せてくれました。その中の一つがこのシーンでした。
ニカっと笑う幼少期の私はとても無邪気で、隣でされるがままのモルモットの真顔が見れば見るほどジワジワと込み上げてくる面白さがあります。
そんな様々な「表情」に惹かれて今回描いてみました。
〈 取り組んだ感想 〉
私にとっては全日本が高校生活最後の公募展だったため、これまで描き続けてきた人物画に加え、前回以上に質感の描き分けを重視したモチーフに挑戦しました。
特に作品の鍵となる子供の表情には苦戦しました。大人には真似できない子供特有の無邪気さを捉えるのが難しく、納得がいくまで何度も描き直しました。
粘り強く取り組んだ結果、受賞という形で評価をいただくことができて良かったです。
入選

高校1年生 K.Sさん 「 カラスのひと休み 」 油彩画 F25号
家の前で嘴の手入れをしているカラスを描きました。
攻撃的で、あまり可愛いという印象を持たれない事が多いカラスですが、仕草をよく見るとどこかゆったりとした可愛らしさが見えてきます。
この絵を通して、カラスのやさしい雰囲気が伝わると良いなと思います。
〈 取り組んだ感想 〉
今回は昔撮ったカラスの写真をモチーフに、背景を組み合わせて構成しました。カラスの表情や可愛らしい仕草を再現できるように試行錯誤しました。油彩画は今回が初めてだったので、扱いの難しさを実感しました。鳥が好きなので描くこと自体は楽しかったのですが、全体的に書き込みが足りず、悔しい部分も残りました。今回の経験を活かして次の作品では自分が納得できるまで密度を上げて書き込めるように頑張りたいと思います。

高校1年生 K.Rさん 「 姉弟 」 油彩画 F25号
弟と公園でバスケをして遊んだ時の思い出を描きました。
普段は都合が合わず、なかなか一緒に遊ぶ機会がないのですがこの日、家族と公園に行った時弟がバスケで遊んでおり、私も一緒に遊びたいと思い、声をかけました。久しぶりに遊んだので、とても思い出に残っています。
〈 取り組んだ感想 〉
今回、初めて油彩画に挑戦してみましたが、慣れないところもあり筆の使い方にも注意し制作をしました。しかし、制作をしている中で自分が参考写真をよく見て描いていないことに同級生や先輩方からアドバイスを受けました。他の部員たちの絵も観察し、参考写真をしっかりと見ながら描きました。次に描く絵も今回描いた作品以上に描き込めるように頑張ろうと思いました。

高校1年生 N.Sさん 「 nothing 」 油彩画 F30号
世界は空っぽの箱である。
私にとっての人生とは、その箱の中にどんな意味を詰めていけるかであると考える。
今回の作品には、一体どんな意味を詰めることができるだろう。
差し込む光、この空間のもっと奥にある空間、独り歩く人間。
全てに何か意図があるように思えて、また何もないようにも捉えられる曖昧さ、空虚。
あなたはこの絵を見たとき悲しいだろうか。それともまた別の感情だろうか。
私はそれが知りたい。
〈 取り組んだ感想 〉
F30号という大きな画面に油絵の具を塗り重ねていくという初めてのことの連続のような体験でしたが、その新鮮さがむしろ心地よく感じられました。悩みながらの制作だったので、何度も作品の方向を確認しつつ絵の具を置いていきました。しかし考えすぎるのも良くないと先生からご指導をいただき、自然な自分のリズムで描くことも意識しました。今回の入選という結果は正直悔しいです。さらに悔しいのは、技術的な問題で自分の表現したいことを描ききれなかったと感じたことです。反省点はたくさんありますが、今回の制作を通して純粋に油絵は楽しいと思いました。この楽しいという感覚を頼りに、より深い油絵の表現ができるよう次の制作に向き合っていきたいと思います。

高校1年生 F.Sさん 「 Carrion 」 油彩画 F25号
極限のストレスにより、安らぎの食卓が悪夢の幻覚へと変貌した瞬間を描いています。題名『Carrion(死肉)』は、心身の消耗で「命の糧」がただの「不浄な死の塊」にしか見えなくなった絶望を象徴します。美味しそうな主菜は凝視する羊の頭骨に、飲み物は目玉の浮く毒液に。燭台から滴る血やカビたパンなど、逃れられない拒絶反応としての幻覚を、生理的な嫌悪感とともに表現した一作です。
〈 取り組んだ感想 〉
今回も自分の空想で描きましたが、実物がないとやはり難しいと感じました。
今までは光を使った絵を描くことが多かったのですが、今回は光を使わず、なるべく暗い雰囲気の絵に挑戦しました。
影の付け方や骨の形を描くのに時間がかかってしまい、時間通りに完成することができませんでした。次の油絵では、時間を有効に使えるようにしたいと思います。

高校1年生 M.Mさん 「 どこか 」 油彩画 F20号
夢を見ている時の感覚を絵に描きました。なんだかふわふわしていて浮いているみたいなので雲の世界に入っている自分を描きました。小さい妖精や小人がお迎えに来てくれて遠くには住処が見える。近くには大きな花が咲いていて、空も綺麗だけどどこか不思議。でも楽しそう!もっと向こうまで行ってみたいな。
〈 取り組んだ感想 〉
今回は空想画に挑戦しました。空想画だからと言って自由な表現ができると思いましたが、やはり物の観察や影のつき方など基本ができていないと自分の描きたいものが描けないと改めて感じました。しかし、好きな世界線で絵を描けるのは楽しいと感じたし、もっと世界を広げることができるなと感じました。自分は色に特徴があると思うので色を見ていただきたいなと思いました。

高校1年生 M.Kさん 「 夢 」 油彩画 F25号
自分の気に入っている、幼い頃の弟の寝顔の写真を描きました。心地よさそうに眠っている弟の夢と、将来の夢を掛け合わせ、寝顔の周りには、弟が今一番頑張っている野球を描きました。絵の中にあるユニフォーム、バット、帽子、野球ボールは、弟が実際に使っているものです。この作品には弟の夢を応援する気持ちが込められています。
〈 取り組んだ感想 〉
今回、初めての油絵制作ということもあり、楽しみながら描くことができました。弟の夢を自分の手で描くことができて、とても楽しかったです。今まで使っていたアクリル絵の具とは描き心地が全く違い、難しいと感じる場面が多くありました。特に幼少期の弟の顔には苦戦しました。子どもらしいあどけない表情で眠っている様子を表現するために、何度も描き直しました。モチーフの写真と見比べながら描いているうちに、観察する力が身についたように感じ、とても勉強になりました。
高校1年生 W.Kさん 「 日常の癒し 」 油彩画 F20号
近所にいる野良猫を描きました。私の近所には野良猫が3匹いるのですが、3匹とも警戒心が高く近寄ることがなかなか出来ません。しかし、あの日の夕方いつも通り家路についているところ3匹のなかで比較的警戒心があまり高くない猫が日向ぼっこをしており、その時の様子を描きました。
〈 取り組んだ感想 〉
今回、初めての油彩画に挑戦してみて油彩の難しさに苦戦し、制作が遅れてしまい見苦しい結果になってしまいましたが、そのおかげで自分の見えていなかった課題点や先輩や先生からのアドバイスにより、前よりも見える視野が広がりました。前回の私立に引き続き全日本でもやりきれなかったという後悔があるので、まずは一つの絵をしっかりと完成させる事を目標にして次の高校生国際美術展に向けて制作をしていきたいです。

高校2年生 I.Hさん 「 かつての世界 」 油彩画 F25号
かつてこの場所は水が透き通り、様々な植物が生い茂り、とても美しい場所だった。しかし今は人の手によって汚され、水は濁り、草花は荒れ果ててしまった。現在この場所は放置されているが、人々はこの場所をもとに戻す気はあるのだろうか。
〈 取り組んだ感想 〉
今回の作品は資料をもとに自分で想像しながら描きました。普段は資料をよく見てその通りに描くことが多かったのですが、この絵は資料にはない自分の中の表したい景色をどう表現するかを重視したかったため必要以上に見ずに自分の想像で描いてみることに挑戦しました。いつもと違う描き方をしたので迷いが出ることもありましたが、最終的に自分がやり切った気持ちを持つことができたので良かったです。

高校3年生 H.Yさん 「 ふたり 」 アクリル画 F30号
今回の制作はこれまで以上に新鮮な気持ちを持って取り組みたいと考え、F30号の木製パネルに胡粉の入った下地を作り、表面の質感を楽しみながら描きました。大きな画面にアクリル絵の具を使って描いてみたいという気持ちもあり、アクリル画に挑戦しました。
主題には、文化祭に行った時の印象に残ったシーンを描きました。ふたりの変なポーズがお気に入りです。
〈 取り組んだ感想 〉
下地に胡粉の入ったものを使い、パネルの質感を楽しみながら描きました。初めて公募展に出した作品もアクリル絵の具を使った制作でしたが、満足するまで描けなかったので、高校での最後の公募展で再びアクリル画に挑戦しました。
オカシなポーズをして固まっている様子が面白いなと思ったり、マスクとサングラスで隠れた表情はどんなものかなどと考えながら描きました。
〈 受賞作品を鑑賞して 〉
選ばれた作品にはどれも、表現に対しての深さと熱量を感じました。
特に印象的だったのは、一筆一筆に宿る描写の密度です。その緻密な描き込みを前に、自身の力不足を痛感すると同時に、創作への真摯な姿勢を学ぶ貴重な機会となりました。
また、構図や空間表現には作者ならではの個性が溢れていました。観る人を引き込む独自の世界観には部員一同強い刺激を受けました。
鑑賞を通して皆、自身の作品をきちんと振り返ることができました。
今回通して感じたことを活かし、次の活動に活かしていきます✨

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