2020年4月23日

 第64回 全日本学生美術展 受賞作品紹介 ①

ごきげんよう、瀧野川女子学園 美術部です。

美術部は毎年数多くの公募展に出品しています。
今回は第64回全日本学生美術展という公募展の受賞作品制作の様子をご紹介します。
この公募展は、毎年2月頃に開催されている、全国の学生が出品する規模の大きな公募展です。
幅広い世代の子供たちからパス画や水彩画、油彩画など、さまざまな画材を用いた絵画作品を全国から募集します。
幼稚園から大学生まで、その成長過程を考慮した審査のうえ顕彰。
佳作以上の作品は、 日本初の公立美術館である東京都美術館に展示されることとなります。
私たち美術部は部員全員が出品し、今年は佳作を2入選を5受賞することができました。

佳作を受賞した高校2年生の作品制作の様子をお届けします。




「もっと触っていいよ」2年生 F40
 
学校から家に帰ると弟と妹の笑い声が廊下まで筒抜け。
ちらっと覗いてみると、浴槽でほっぺたの触り合いっこをして遊んでいたみたい。
いいなぁ、私もそこに混ざりたい。





今回の作品は家族の温かい日常をテーマに描きました。
私は描き始めにテーマに沿った写真選びができず苦戦していました。
どうしたら自分のイメージしているものに気持ちを乗せて描くことができるだろうと卒業生の先輩に相談してみました。
先輩からアドバイスを頂き、一から一緒に写真選びをしてもらいました。

それにより描きたい絵の方向性を掴むことができ、制作がスムーズに進みました。



制作中は家に帰っても内緒で家族の表情や行動を観察することで、次につながるイメージを膨らませていました。
私はお風呂に入っているときの会話や肌、空間にどこかほっとする気持ちになります。
そういう気持ちがキャンバス全体から伝わってくるような意識で描きました。
今回は表情や雰囲気づくりに集中して描いたので、もっとレベルアップした絵を描きたかったなと反省しています。


制作時間は短くなってしまいましたが昨年に続き結果に結びつけることが出来たので良かったです。
私の絵を見てどこかほっこりするような気持ちになって頂けたら嬉しいです。

次回のブログは入選を受賞した高校1年生の作品と制作の様子をお届けします。
お楽しみに~🌷


2018年度も本学園美術部は受賞しています

63回「全日本学生美術展」受賞作品はこちら。※外部サイトです。
● 63回展 受賞作品 ➡ 推奨作品 「Confuse」

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