2026年8月31日

第27回 高校生国際美術展の鑑賞会に行きました。

ごきげんよう。
瀧野川女子学園中学高等学校  美術部です。

私たちは『第27回高校生国際美術展』に参加し、5月22日(金)に作品の搬入を行いました。

過去にも美術部として私たちの先輩が出品し受賞されていましたが、今回は美術の部で9点の作品を出品しました。その結果、奨励賞1点、佳作1点、合計2点受賞することができました!


高校生国際美術展とは

「高校生の豊かな才能を見出すこと」、「生涯芸術を愛する豊かな心を育むこと」、「次世代の芸術を狙う人材や、国際貢献できる人材を育成すること」を目的とした公募展です。また、国内外の入賞作品を一堂に展示して、若者達の国際交流を図ります。




【内訳】

美術の部 1,265点 (平面  1,209点 / 立体  56点)

そのうち入選作品 280点(平面 262点 / 立体 18点)


【入選作品の中から各賞を選出】

キングズ・ファウンデーション賞 1点、内閣総理大臣賞 1点、文部科学大臣賞 1点、各知事賞 5点、高校生国際美術展実行委員会名誉会長賞/最高顧問賞 2点、世界芸術文化振興協会会長賞 1点、全国高等学校美術工芸教育研究会賞 1点、優秀賞 5点、秀作賞 10点、奨励賞 123点、佳作 130点        



奨励賞



高校2年生 K.Mさん「想いの形骸化」アクリル画 F20号


軍艦島の近くにある島、池島にあった廃れた工場のようなものの写真で、長崎に住む親戚に会いに行った際に撮りました。

池島は軍艦島と同じく炭鉱で栄えていた島、自分の足で行った時その場の雰囲気からどこか懐かしさを感じました。


受賞コメント


新入部員の私が今回このような素晴らしい賞をいただくことができ、驚きとともに大変光栄に思っています。私の作品を見た方に筆の質感、作品の中の場の空気感が伝えられていたら幸いです。まだまだ未熟ではありますが、これからもより一層熱心に作品制作に取り組んで参ります。



佳作



高校2年生 N.Mさん「5月の月曜日」油彩画 F30号


いつもより早く帰宅した日。

まだ明るさの残る初夏の夕暮れと、門に咲く満開の綺麗なモッコウバラに私の気分も上がります。


受賞コメント

今回、賞を頂く事が出来てとても嬉しく思います。制作の中で試行錯誤する事も多かったですがその分、自分の課題も見つかり大変勉強になりました。この経験を糧にこれからも作品制作に精進していきます。




選外にはなりましたが、ほかにもたくさんの部員が作品を出品しましたのでご紹介させていただきます!



高校2年生 K.Rさん「大切」油彩画 F25号


赤ちゃんの頃から今まで大事にしてきた思い出深い物たち。その物たちを集結させてみるとより懐かしさを感じて当時のことを思い出し、嬉しさとあの頃に戻りたいというほんのりとした寂しさを感じる。私にとって大切な守りたい物たちです。




高校2年生 M.Mさん「きーちゃんと一緒」油彩画 F15号


10年間ずっと一緒にいたセキセイインコのきーちゃん。いつもかごから出すとみんなの頭や肩に乗ってくる。みんなが笑うと真似をする。たまに凶暴になって噛み付く。誰かが帰ると大きな声で鳴く。きーちゃんに悩みを話したりもした。天国に行っちゃったから、ずっと一緒だったから、絵の中でも一緒にいたい。




高校2年生 N.Sさん「ハルシネーション」油彩画 F30号


私の有機ネットワーク内を流れる電気信号を視覚的な情報として描き連ねる。

ハルシネーションとは、人工知能がつくもっともらしい嘘のこと。人工知能は、言葉の意味を理解しているのではなく、ある言葉の次にどんな言葉が出現しやすいのか計算しているのだ。人工知能への指示が不明瞭だと、ハルシネーションを引き起こしやすくなる。私も、自分への指示が上手くいかず、ハルシネーションを引き起こしていると思った。これはその現象の跡。




高校2年生 W.Kさん「Jellyfish」油彩画 F25号


品川の水族館に行った際に見たクラゲを元に海に浮かぶ姿を描いてみました。彼らの様に私も海の中を自由気ままに漂いたい。




高校2年生 M.Kさん「夏の思い出」油彩画 F25号


過去の写真を見返していたら幼少期の弟がプールでたこ焼きを頬張っている、日常の一瞬を感じる写真を見つけました。その飾らない無邪気さに懐かしさを感じ、描こうと決めました。




高校2年生 F.Sさん「Hesitation」油彩画 F25号


光輝く美しいサンゴ礁に囲まれた、穏やかな建物。

しかし、そこには何か違和感が感じられる。

外面としての美しい水中。それに対し、荒々しくうねる水面には、将来の「不安や迷い」が映り込んでいる。外から突き刺さるあの鋭い光や周りの光は救いなのか、あるいは嘘の光なのか。綺麗だけどどこか悲しい。期待と恐怖が混ざり合う、正解などどこにも見当たらない場所。この歪んだ光の軌跡こそが、今、私が抱えている心象風景だ。




高校2年生 K.Hさん「祝祭と防疫」アクリル画 F20号


着物好きの青年。成人式を目前に控え、ペストマスクという仮面をかぶり、様々なものから自分を防御・遮断しながら成人の世界へと入り込もうとしている。

「自分を隠すこと」と「個性の両立」という、複雑な心理と環境のマッチングを表現した作品である。



〈 作品の制作と搬入準備の様子 〉


作品制作期間は新入部員が加わってからの4月下旬から5月下旬まで、約一ヶ月間じっくり制作しました。

今年から入部したばかりの高校2年生の部員も一緒に公募展へ参加出来るよう、継続部員みんなでサポートしました!


〈 搬入の様子 〉


制作した作品の搬入を行いました。

搬入では部員達で出品票を書き、全員で作品を学園のガレージまで運びました。

今回は業者さんに会場への搬入をお願いしましたが、次挑戦する公募展は自分たちで搬入を行うのでもっと丁寧に作品を取り扱えるようにしていきたいです。



〈 鑑賞の様子 〉


8月6日(木)に新国立美術館で開催された「第27回 高校生国際美術展」の作品鑑賞に、顧問の石川先生と美術部員全員で鑑賞会に行きました。

当日は奨励賞以上を受賞した作品が展示されています。他校の高校生の方の作品を鑑賞する素晴らしい機会ができたので、しっかりと鑑賞してきました!


〈 感想 〉

新入部員2名を含め、高校生国際美術展へ参加するのは私たちの世代では初の試みでした。部活動としての反省も多くありますが、新入部員は初めての公募展で慣れていないところも、継続部員と互いに協力して作品の制作と搬入の準備を進めることができました。

完成した展覧会を皆で鑑賞してみて、展示されていた作品の絵の描き込み具合や完成度に圧倒されました。

この経験を活かし、これからの制作に活かせるよう頑張っていきます!


今回出品した作品は、今年のあかつき祭にて展示する予定です。ぜひ皆さまのご来場をお待ちしています♪

あかつき祭の特設ページ