2020年5月26日

 第64回 全日本学生美術展 受賞作品紹介 ⑤

ごきげんよう、瀧野川女子学園 美術部員のSです。
私たちは年に必ず3回、公募展に出品しています。
昨年度は「第15回世界絵画大賞展」「第47回東京都私立中学高等学校生徒写真・美術展」「第64回全日本学生美術展」という大きな公募展に出品しました。
今回は最後に挑戦した「第64回全日本学生美術展」の受賞作品を、制作時の意気込みやコメントと共にお届けします!



       入選

     「思い出の探検」 2年生 F25号


      
      なんとなく家から離れたかったから。
      そんな理由でも行動力になった。
      向かう先はどこだっていい。
      昔からきまぐれなんだ。






この作品は私がぶらぶらと楽しい場所を探して近所をさまよっていた時の記憶と、お気に入りのダンジョンRPGゲームの世界観を元に、思い出を懐かしみながら描きました。
始めはエスキースの段階で制作の方向性に迷い、下2つのエスキースの様に色々な要素を込めた構図で進めていました。


  (前半のエスキースと制作の様子)



しかし、このようにキャンバス制作を始めた後も、形の見えてこない取り組み方をしてしまい、思うように進みませんでした。
先輩方や部員のみんなに見てもらい、取り入れたかった要素とキャンバスのサイズが合っていないという意見を頂くこともありました。
ただ、私はそのアドバイスの通りにキャンバスを変えることができず、この構図で描き進めることを諦めました。





















 
   (後半のエスキースと制作の様子)



それからは気持ちを切り替えて、またエスキースから練り直しました。
描きたいものの要素を絞って、対象を本来のサイズよりも大きく描くことにしました。
しかし、完成した作品と2つのエスキースのどっちとも内容が違うように自分の表現力に自信を持って取り組めなかったため、描きたいものをいくつも諦める結果になりました。
自分の中で疑問にぶつかった時、恐れずにもっと早く周りの意見を求めていれば、素早い対策ができたんだろうなと思います。


前年度最後の公募展として「入選」を受賞することができて良かったと思っています。
ただ絵の内容にまだ満足出来ていないということが、今もとても悔しいです。
今年度は制作をする中で自分の取り組み方や姿勢を見直し、向上心を大きく持って頑張ろうと思います。

次回のブログは同じく「全日本学生美術展」に出品した同級生の作品を紹介します。
ブログ記事を制作するにあたって、本人のコメントや作品制作時のエピソードを聞いて、私も素敵だなと思いました。
ぜひご覧下さい🌞





2018年度も本学園美術部は受賞しています

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● 63回展 受賞作品 ➡ 推奨作品 「Confuse」

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